■ カテドラル&王の広場
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「バルセロナの歴史発祥の地」ともいうべき“ゴシック地区”の中心にそびえる大聖堂(カテドラル)。1298年から150年もの歳月をかけて、現在見られるゴシック建築の聖堂へと立て替えられた。内部に安置されている“モンセラットの黒いマリア像”は必見。回廊の先には“カテドラル美術館”もある。
カテドラル左側のフレデリック・マレー美術館の先にある“王の広場”は、新大陸を発見したコロンブスが、カトリック女王イザベルに謁見した場所として知られている。
■ サン・ホセ市場
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「バルセロナの胃袋」と言われるサン・ホセの市場は、生鮮食料品から香辛料にいたるまで、食に関するものなら、すべてが揃う巨大かつ歴史の古い市場。
■ サン・パウ病院
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モデルニスモと呼ばれるカタルーニャ地方独自の動きは、建築界に多大なる影響を与え、ガウディのみならず、幾人もの優れた建築家を輩出した。
この中で当時流行していた‘ゴシック様式’に、スペイン独自のイスラム的要素を含んだ‘ムデーハル様式’を加え、独特の曲線や装飾を用いた建築が造られた。サン・パウ病院はこの様式の代表的な作品で、滑らかな曲線とイスラム風のモザイクタイルなどが素晴らしい建築である。
■ カタルーニャ音楽堂
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サン・パウ病院と並んで称される、モデルニスモ建築の代表作。美しいモザイクタイルの花模様や優雅な曲線は、外部だけではなく、内部にまで施されている。
■ モンジュイックの丘
& スペイン村 ■
バルセロナ市街が一望できるモンジュイックの丘。ケーブル・カーやロープウェイでも行くことができる。
頂上には現在軍事博物館となっている“モンジュイック城”があり、ここの展望台からの眺めは圧巻。その他、遊園地や丘の中腹には“ミロ美術館”、オリンピック・スタジアムなど、きままに散策するのにピッタリ。さらに丘を下っていくと、スペイン全土を凝縮した“スペイン村”があり、スペイン各地の観光名所がひととおり周れるようになっている。ここでは日によってスペインの地方舞踊が披露されており、いながらにして各地の様々な踊りを見ることができる。また、地方ごとの土産品も扱っているかわいい店が軒を連ねていて、そぞろ歩くだけでも楽しい所。
■ コロニア・グエル教会
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「ガウディのスポンサーであったグエル氏が、自らの繊維工場で働く従業員のために作った住宅街(スペインで初めての工業コロニー)の中に建設された教会。
1898年にガウディに依託されたが、有名な逆さ吊り模型による実験だけで10年もの月日を費やし、実際に着工されたのは1908年になってから。ガウディがサグラダ・ファミリアの建設のために、この教会が建設途中であるにもかかわらず、手を引いたことから、完成していた半地下になっている部分を教会堂に転用し、本堂となるべき建物の建設は中止されてしまった。
しかし、この半地下の部分がいかにもガウディらしいと、一部の建築家の間では「ガウディの最高傑作である」と評されている。
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コロンブスの塔 ■
地中海に向かって指差すコロンブスの像が立つ、高60mの塔は1888年に完成した。周辺の港は整備され、“ポルト・ベイ”と呼ばれる新しいエンターティメント・スポットになっている。
おしゃれなレストランやショッピングセンターなどがあり、週末ともなるとバルセロナっ子達で賑わう。
■ ガウディの建築
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市内至る所に見られる天才建築家アントニオ・ガウディの軌跡。 |