バルセロナの周辺には、いくつもの魅力的な小さな町が点在する。日帰りで気軽に訪れることもできるので、バルセロナ観光に疲れたら、ちょっと足を伸ばして散策に出掛けてみよう! |
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バルセロナから南へと続く海岸線“Costa Daurada / コスタ・ドラダ(黄金海岸)”の中心、シッチェス。古くからバルセロナのブルジョア達の別荘地とされ、洗練されたかわいらしい町並みと美しく整ったビーチが、リゾート気分を盛り上げてくれる。
19世紀末頃、芸術に理解を示し、パトロンとなったブルジョア達が好んでこの地に居を構えたことから芸術家らが多く住み、現在でも小さなアトリエが点在する。
「カウ・フェラット美術館」「マリセル美術館」「ロマンティック美術館」があり、小さい町ながら見所も多く、また、海岸沿いのレストランでは海の幸をふんだんに使った料理が、バルセロナよりも手頃な値段で楽しめる。
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バルセロナからコスタ・ドラダ沿いに約90km南へ下ると、ミロが病気療養のために滞在していたタラゴナに着く。 このタラゴナは、かつてローマ帝国の支配化にあり、今でも当時の遺跡が町中に点在する。
「円形競技場跡」、現在はカテドラルになっている土台もローマ遺跡だ。美しい地中海の眺めと荒々しい自然が剥き出した風景、そしてこれらの古代遺跡の数々は、ミロならずとも旅人達に何かを感じさせるに違いない。
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