表紙ページを見て、「あれ?どこかで見たような…」と思った人は、なかなかの映画通。そう、この風景は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の中で、主人公フロド達ホビット族の住む村“シャイア”だ!
フロドの家の前に座り、パーティの開かれた大きな木の下の広場を望む。右横に広がる湖には橋が架かり、この映画の最初の場面で、フロドとガンダルフが馬車で渡ってくるシーンが思い出される。この村は、広大な私有地に、ホビット族達が暮らすユニークな形の家や各シーンに登場する村の風景を作り上げたもの。ロケが行われた私有地には、今でも撮影に使われたホビットの家のセットが残されている。
また、この物語の最終目的地とも言える悪の帝国“モルドール”のロケは、北島の国立公園内で、そして雪山のシーンは南島で、フロド達が旅の途中に立ち寄るいくつかの村は、セットを作って撮影された。
作品中に登場する冒険シーンや、暗黒世界の夢とも現実ともつかないような不思議な世界を表現するための風景は、ニュージーランドの北島及び南島で広範囲に渡るロケで撮影された映像と、高度なCG技術を駆使して、物語の神秘的な雰囲気を壊すことなく再現することに成功したのだ。
こうして、数年もの長い年月をかけて撮影され、ようやく完成した映画の随所に、ニュージーランドの自然が生み出す雄大な風景を見ることができる。映画をきっかけに、その中に登場する風景を訪ねる旅にでてみてはいかが?
話題映画のロケ地を行く
ロード・オブ・ザ・リング紀行 (日本語)
ロード・オブ・ザ・リング公式サイト(日本語)
ニュージーランド観光局
(日本語)
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